- Qキュアシートを使うとどんなメリットが? なぜ植物栽培にいいの?
- A独自の多孔質の繊維が微生物の棲みかとなり、微生物のエサにもなるからです。
キュアシートは天然の植物から作られた和紙を紙縒りの原理で和紙糸に加工し、編み生地としたものです。手間をかけた独自製法で和紙を繊維にすることで、繊維には小さな穴がたくさん開いています(多孔質セルロース繊維)。
和紙繊維のこの小さなたくさんの穴が微生物の棲みかとなり、また和紙繊維が微生物のエサにもなることで、さまざまな微生物が活発に活動するいわば土壌のブランケットのような働きをするのです。
その結果、多様な微生物がシートだけでなく土にも棲むこととなり、有機物をすばやく分解して土をやわらかくすることで、植物の栄養分や酸素の吸収を促し、健やかな成長の手助けをします。
- Qキュアシートはどう使うの?
- A必要なサイズにカットして、苗のまわりの土にかぶせるだけです。
畑、庭、花壇などの地面や、鉢・プランターなど、苗を植えた場所の面に合わせてキュアシートをカットし、切り込みを入れて、苗のまわりの土を覆うようにかぶせます。
かぶせたらたっぷりと水をやってください。
シートが風でめくれるようでしたら、上から軽く土をかけていただいても効果は変わりません。
- Q土にかぶせたキュアシートが茶色っぽく汚れてきました。
- A気になるようならキュアシートの上から土をかけてください。
キュアシートが茶色くなるのは生成りの繊維に土の色が移るためで、自然なことです。
気になるようでしたら、上から軽く土をかけていただいても効果は変わりません。
- Qキュアシートにカビが生えたのですが?
- A土の中で微生物が活発に働いている証で、問題はありません。
キュアシートは、土に含まれる有機物や微生物の状態、また気温や湿度などにより、変色したりカビっぽくなりがちです。これは、微生物が活発に働きキュアシートの分解が進んでいる証で、自然なこと、正常なことです。
キュアシートが生成りの白っぽい色のため、土の中で起こっていることがよく見えると考えていただければわかりやすいと思います。
気になるようでしたら、上から軽く土をかけていただいても効果は変わりません。
- Qキュアシートは繰り返し使えますか?
- A短期間で土に還るため、使用は1回限りとなります。
キュアシートは、天然のマニラ麻から作られる和紙を繊維にしたもので、植物由来原料100%のため3~6カ月程度の短期間でほぼ完全に土に還ります。
そのため使用は1回限りとなり、繰り返して使うことはできません。
- Qキュアシートは、なぜ環境に優しいの?
- A成長の早い多年生植物の繊維のみで作られており、森林破壊につながらないからです。
キュアシートの原料であるマニラ麻は、肥料や農薬を使い人工的に栽培されるものではなく、自然に生えている多年生植物です。針葉樹などと違って根本から刈り取っても3年程度で再生を繰り返すことから、森林破壊につながることがありません。
また、キュアシートは3~6カ月程度で土壌微生物によって水と二酸化炭素に完全に分解されるため、環境汚染につながることもありません。
循環型でサスティナブルなキュアシートは、ひとにも地球環境にも優しいものです。
- Q「バイオスティミュラント」ってなんですか?
- A従来の肥料・農薬・土壌改良材とは異なる、天然物質や動植物由来の抽出物等で作られる農業用資材のことです。
農作物を病害虫から守ったり収穫量を増やしたりするために化学的な農薬や肥料を使う従来の農業は、土壌に大きな負荷を与え、農作物の生育不良や連作障害といったマイナスの影響を及ぼすことがあります。
それに対して、「植物本来の力」に着目し、天然物質や動植物由来の抽出物等で環境にも人体にも安全な農業用資材を作るというのが、「バイオスティミュラント」の考え方。「生物刺激剤」と訳されます。
キュアテックスはこの考えに賛同し、「日本バイオスティミュラント協議会」に2018年8月より法人賛助会員として参加。
キュアシートは、まさしくバイオスティミュラント資材といえます。